歯・口腔の健康(とちぎ健康21プラン)
歯・口腔の健康は、栃木県の健康増進計画「とちぎ健康21プラン」の健康づくりの基本要素の一つに位置付けられています。
なお、「栃木県歯科保健基本計画」は「とちぎ健康21プラン」の部門計画として位置付けられています。
目指すべき姿
高齢になっても自分の歯を保ち(8020の達成)、「話す」「食べる」などといった口腔の機能を健全に保持しています。
施策の展開
歯や口腔と関係する病気等の予防の推進
- 生涯にわたり自分の歯を20本以上保てるよう、幅広い年代を対象に8020運動について普及啓発を推進します。
- 噛ミング30運動等の適切な食べ方の普及により、子どもの歯や口腔の機能の発達を促す食習慣づくり、成人の生活習慣病予防、高齢者の嚥下(食べ物などを飲み込むこと)に関わる事故などの予防に努めます。
- 学校生活において歯や口腔の健康づくりに取り組む機会を増やしたり、学校保健関係者の資質向上や取組に対する技術的支援を図ることで、児童・生徒のむし歯予防の普及を支援します。
- 高齢者をはじめ、広く県民に対し、口腔ケアや健口(けんこう)体操などの口腔機能の向上を図るための普及啓発を推進します。
- 糖尿病、脳卒中等の生活習慣病や嚥下性肺炎の発症や進行と歯や口腔の健康との関わりについて広く普及します。
歯や口腔の健康に関する啓発と検診の普及
- むし歯や歯周病疾患の予防や歯の喪失防止のため、歯科健康診査や健康教育、健康相談事業を充実します。
- 歯科保健の視点も加えた食育活動の取組を支援します。
- 壮年期以降の歯科検診や健康教育を推奨すること、かかりつけ歯科医の必要性について普及することなどで、歯や口腔の健康づくりの推進に努めます。
歯科保健医療提供体制の整備
- 歯科保健推進のため、全県的な拠点としてのとちぎ歯の健康センター、地域の拠点としての健康福祉センターを中心に、歯科保健医療提供体制の整備に努めます。
- 糖尿病・脳卒中など生活習慣病の療養、口腔がんの適切な診断と治療、在宅医療などにおける歯科保健連携の取組を支援します。
- 介護・福祉施設関係者に対し、歯科検診・保険指導、口腔ケアの重要性やセルフケアの技術の啓発を進めます。