重要なお知らせ
更新日:2000年11月30日
ここから本文です。
日光国立公園の奥日光地域は、その優れた自然環境を保全するため、平成4年1月から、自然公園法に基づく 「車馬等の使用を規制する地域」 に指定されています。
車馬等とは、牛、馬等の動物や自動車、オートバイ、自転車等をいいます。
そのため、奥日光地域では、車道、駐車場等からはみ出して自動車やオートバイ、自転車等を走行させたり、駐車すること、歩道、森林、草原や河原等へ進入することが禁止されています。本県では、「てくてく歩こう奥日光」のテーマのもと、奥日光地域の自然環境を保全するとともに、自然とのふれあいを楽しめる環境づくりを進めています。
小田代原や西ノ湖、千手ヶ浜など、奥日光の豊かで美しい自然環境を保全するため、平成5年4月から日光市道1002号線の交通規制を実施しています。
これにより、道路周辺のミヤコザサなどが踏み荒らされることがなくなり、ノアザミなどの草花も復活してきたようです。また、車の排気ガスや騒音のない静かな環境を取り戻したことにより、散策される方がゆっくりと落ち着いて草花を眺めたり、鳥のさえずりを楽しんだりできるようになりました。
なお、小田代原等の周辺は、特に動植物の宝庫であり、観光客やハイカー、写真愛好家など多くの方々に親しまれているため、代替交通手段として 低公害バス を運行しています。低公害バスは、運行開始以来250万人以上の方に利用していただいています。
「英国大使館別荘記念公園」及び「イタリア大使館別荘記念公園」に通じる日光市道1059号線は、阿世潟や八丁出島など、ブナやカエデが生い茂る、豊かな自然に恵まれた中禅寺湖南岸への入口となっていますが、すれ違うのがやっとの大変狭い道路であるため、森林内や湖畔に車が停められ植生を痛めるなどの環境問題が生じていたほか、路上駐車のため緊急車両が通行できないこともありました。
また、中禅寺湖の周りをぐるりと一周する遊歩道の一部でもあるため、ハイカーの安全確保も課題となっていました。
そこで、日光市道1002号線における交通規制の実績を踏まえ、平成11年12月から市道入口にゲートを設置し、交通規制を開始しました。
これにより、自然環境の保全が図られ、ハイキングや登山をされる方も、静かで美しい中禅寺湖の眺めをゆっくりと楽しむことができるようになりました。
お問い合わせ
自然環境課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-3211
ファックス番号:028-623-3259