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更新日:2023年9月22日
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ドライアイスは、食品の保冷輸送など様々な場面で利用されている消費者に身近な冷却剤です。氷よりも温度が低く、液体にならず食品等が濡れることがないため便利ではあるものの、取扱いによっては事故につながるおそれがあります。
葬儀の際、ご遺体の保冷目的で棺(ひつぎ)内に置かれていたドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われる死亡事故の情報が消費者庁に寄せられていることから、葬儀で棺に接する際の注意すべきポイントが、消費者庁と国民生活センターの連名で公表されました。
【アドバイス】
○棺の中に顔を入れないこと
テスト結果によると、閉鎖空間である棺内では、ドライアイスの設置直後から二酸化炭素濃度が急激に上昇し、20 分後には即時に意識を失う程の濃度になります。蓋を全開にした場合でも、気流の動きが少ない状況では、棺の内部に高濃度の二酸化炭素がたまっています。安置されているご遺体に話しかける等の際は、棺の中に顔を入れて高濃度の二酸化炭素を吸い込まないようにしましょう。
○室内の換気を十分に行うこと
棺は完全に密閉されているわけではないため、内部の二酸化炭素は室内に漏れ出ています。室内に二酸化炭素が滞留しないよう、十分な換気を行いましょう。
○線香番などで一人にならないこと
通夜から告別式の間に、慣例としてご遺族等が寝ずの番(線香番)を行うことがありますが、万が一に備え、なるべく複数人で見守りましょう。また、葬儀では飲酒する機会も想定されますが、酔った状態で棺に近づかないようにしましょう。
○気分が悪くなったらすぐに棺から離れ、異常があれば直ちに119 番通報を
高濃度の二酸化炭素では、症状を自覚してから意識消失までの時間が短い特徴があります。棺に顔を近づけて気分が悪くなったら、すぐに棺から離れて換気の良い場所に移動しましょう。症状があれば医療機関を受診してください。呼吸や意識に異常があるなど緊急性の高い場合は、直ちに救急要請をしましょう。
○不明なことがあれば葬儀業者に確認を
棺の窓や蓋の開閉等、棺を取り扱う上で不明なことがあれば、葬儀業者に確認しましょう。
詳しくは消費者庁のウェブサイト(外部サイトへリンク)をご確認ください。
お問い合わせ
くらし安全安心課
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