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更新日:2023年1月4日
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掲載日:令和5(2023)年1月5日~
明治6(1873)年6月15日に、当時の栃木県と宇都宮県が合併し、おおむね現在と同じ県域の栃木県が誕生してから、令和5(2023)年で150年を迎えます。県民の皆様とともに、この大きな節目を迎えられることを、大変うれしく思っております。
この150年を振り返ってみますと、我が国は、明治期の近代化政策に始まり、様々な制度改革や技術の進歩とともに飛躍的な経済成長を遂げ、私たちの暮らしは大きく変化しました。本県においても、文明開化の象徴である鉄道整備や、那須野が原をはじめとする開拓などにより県土発展の礎が築かれ、農業、ものづくりなど多様な産業が発達するとともに、県内各地で豊かな自然や優れた伝統文化が受け継がれて参りました。
今日の栃木県が、全国有数の実力県として発展してきたことは、戦災や幾度もの自然災害を乗り越えてこられた先人たちのたゆまぬ努力の賜物であり、こうした歴史や先人たちの知恵に学び、次の世代へとつないでいくことが、私たちの使命であると考えております。
そこで、県では、150年の節目の年に、「とちぎの歴史や多彩な文化・風土・産業を知る」「とちぎの魅力を発信する」「若者が未来をデザインする契機とする」の3つを基本コンセプトとして、約90の機関・団体から構成される実行委員会を中心に、市町、企業、団体等の多様な主体と連携しながら、今年1月から来年3月にかけてオールとちぎで記念事業を実施して参ります。
栃木県誕生150年を機に、改めて、県民の皆様と、とちぎで生まれ、育ち、暮らす喜びや誇りを分かち合うとともに、未来に誇れる「新しいとちぎ」づくりに県民一丸となって取り組んで参りたいと考えておりますので、より一層の御理解と御協力をお願いいたします。
令和5(2023)年1月5日