栃木県立学校における盗撮防止等ガイドラインの策定について

　栃木県立学校における盗撮防止等ガイドラインを策定しましたので、お知らせします。

1　目的

・盗撮を未然に防止し、児童生徒や教職員等のプライバシーと安全を守る

・盗撮発覚後の被害者の保護、被害の拡大防止及び再発防止を図る

2　構成

盗撮を許さない環境づくりに向け、ハード・ソフト両面及び発生した場合の事後対応について記載

内容については有識者の監修を受け意見を反映

(1) ハード対策

・施設の適正管理：施設への出入り・鍵の適正管理、機械警備結果・防犯カメラ撮影データの定期的な確認など

・施設の点検：学校保健安全法施行規則に基づく安全点検に盗撮防止の視点を含める

　① 日常点検 ② 定期点検 ③ 臨時点検

(2) ソフト対策

【教員・生徒共通】

・端末の利用制限：私物のスマートフォン等の取扱ルールの明確化

【対教職員】

・教職員向け研修：すべての階層に対し、児童生徒性暴力等の根絶に向け研修を実施

・適切な労務管理：学校に一人で残らない、土日・深夜に業務を行わない環境づくり

【対生徒】

・授業等を通した啓発：校内で不審物や不審者を見かけたら、すぐに教職員に知らせる機運づくり

・授業などあらゆる機会を通して、性暴力等の違法性、被害にあった際の対応、ＳＮＳやスマートフォン管理の重要性などについて啓発

(3) 事後対応

・県教委への報告、警察への通報・捜査への協力

・相談体制の構築、被害者等へのケア（ＳＣの活用、関係機関との連携）、保護者への情報提供

・被害の規模に応じて専門業者による点検を実施

4　その他

　市町教育委員会に対しては、本ガイドラインの参考送付を行う。