事例
認知症のある高齢者が、自宅の洗面所に置いてあった洗濯用パック型液体洗剤を1〜2個食べてしまった。嘔吐と下痢が続き、病院に搬送された。洗剤による界面活性剤中毒から誤えん性肺炎となり入院し、その後人工呼吸器が必要となった。(70歳代)
皆様へのアドバイス
○洗濯用パック型液体洗剤を食べ物と間違えるなどして口に入れてしまった事故が報告されています。
○洗濯用パック型液体洗剤には、界面活性剤等様々な成分が含まれています。誤飲により嘔吐したりむせたときに気道に入ってしまうことで、化学性肺炎や誤えん性肺炎等の重篤な症状の原因となることがあります。むせる力の弱い高齢者は特に注意が必要です。
○洗濯用パック型液体洗剤は、高齢者だけでなく、子どもの目につかないところ、手の届かないところに保管しましょう。
○口に入れてしまった際は、すぐに口をすすがせましょう。異常を感じる場合は、成分が分かるパッケージ等を持って、医療機関を受診しましょう。
参考
なくならない洗濯用パック型液体洗剤による事故−子どもだけでなく高齢者が誤って口に入れる事故も発生−(発表情報)_国民生活センター (外部サイトへリンク)
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