令和５(2023)年度「大規模災害時における公共土木施設の復旧体制に関する連携会議」に係る合同情報伝達訓練の実施について

 

（訓練の趣旨）

　本訓練は、栃木県内において大規模な災害が発生した際に、関係機関が被災に関する情報を速やかに共有し、初動対応にいち早く取り組むことを目的とする。

 

1 日時

　令和5（2023）年6月30日（金曜日） 10時00分から12時00分

 

2 訓練実施場所

　栃木県庁本館13階 県土防災センター　他（WEB併用）

　報道関係の皆様の受付は、栃木県庁本館13階県土防災センターにて承ります。

 

3 訓練内容

 【訓練想定】

　県北部（那須町）において「大雪災害」の発生を想定し、実践的防災訓練を実施する。

　［前提条件］

　・大雪注意報が発表されており各機関による対応が開始している

　・東北自動車道及び国道4号では降雪状況、路面状況により予防的通行止めを実施

　・不要不急の北上抑制措置がとられたが、迂回した車両が国道294号を中心に福島県へ北上

　このような中、以下の3つの事象が発生したと想定し、訓練を行う。

 【訓練概要】

　（1）［道路関係］

　・国道294号那須町寄居地区で車両立ち往生が発生

　・県は災害対策基本法に基づく車両移動を行い、立ち往生の解消にあたる

　・建設業協会では他支部も動員し重点的に除雪を行う

　（2）［砂防関係］

　・那須町大和須地区で大規模な雪崩が発生し集落が孤立

　・上空から全容を確認するため防災ヘリの出動を要請（那須町→県危機管理課）

　・技術的な支援を受けるため県土防災センターのリエゾンを経由しTEC-FORCEを要請（那須町→県→リエゾン）

　・道路啓開及び物資支援のため自衛隊の派遣を要請（那須町→県危機管理課）

　（3）［河川関係］

　・那須町豊原甲地区で倒木を伴った雪崩が発生し河道が埋塞

　・ドローンによる現場状況の共有（建設業協会→那須町→河川課）

　・埋塞した上流部で湛水が発生していることから栃木土木事務所に配備されている排水ポンプ車の出動を要請（大田原土木事務所→河川課→栃木土木事務所）

　情報伝達訓練のため、実際の交通規制や復旧作業等は行いません。また、訓練当日に気象警報発表等による異常気象時対応が必要となった場合は、訓練を中止します。

 

4 訓練参加機関

（1）国土交通省関東地方整備局（宇都宮国道事務所、渡良瀬川河川事務所、日光砂防事務所）

（2）防衛省（陸上自衛隊東部方面特科連隊第2大隊、自衛隊栃木地方協力本部）

（3）一般社団法人栃木県建設業協会（本部、那須支部）

（4）栃木県県土整備部（道路保全課、河川課、砂防水資源課、大田原土木事務所）

（5）栃木県危機管理防災局（危機管理課、消防防災課）

（6）栃木県警察本部（警備部警備第二課）、那須塩原警察署

（7）那須町（総務課）

 

5 各機関訓練参加場所

（1）栃木県庁本館13階県土防災センター

    （宇都宮国道事務所、栃木県道路保全課、栃木県河川課、栃木県砂防水資源課）

（2）栃木県庁本館8階危機管理対策室

    （自衛隊栃木地方協力本部、栃木県危機管理防災局、栃木県警察本部）

（3）所属先からの参加

    （渡良瀬川河川事務所、日光砂防事務所、陸上自衛隊東部方面特科連隊第2大隊、

      栃木県建設業協会、栃木県大田原土木事務所、那須塩原警察署、那須町総務課）

 

お問い合わせ