重要なお知らせ
更新日:2022年6月24日
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安足地域では、堆肥の有効利用を目的として、足利市の畜産農家を中心に平成19年からアスパラガスの栽培が始まりました。現在、JA足利のアスパラガス部会は、11名、栽培面積5.2haで栽培を行っています。
アスパラガスは、一度株を植え付けた後に10年以上毎年収穫ができる有利な作物です。栽培スケジュールは、1年目、5月頃に苗をハウス内に定植し、株養成を行います。2年目の1月頃に保温開始(ハウス密閉)をして、2月下旬頃に春芽の収穫、一時、立茎(※)のため収穫を中断し、6月頃から夏芽の収穫を再開します。3年目にアスパラガスはようやく成園となり、以降、春芽の収穫、立茎、夏芽の収穫を繰り返すようになります(図1)。
(※)立茎とは、萌芽した芽を収穫せず伸張させ、適正な茎の密度を確保する作業工程。
立茎した茎からは、枝と擬葉(茎が葉のように変化したもの)を展開し、擬葉では光合成が活発に行われるようになります。光合成で生成された産物(糖類)は、地下にある貯蔵根に蓄えられ、夏芽の萌芽や、翌年の春芽の萌芽に消費されます。
萌芽するアスパラガス 立茎中のアスパラガス
野菜の中では比較的単価が高く、収穫終了後から翌年の春芽収穫が始まるまでゆっくりと過ごすことができるのも魅力です。栽培のスケジュールや収益性については下図をご覧下さい。
ぜひ安足地域でアスパラガスを作ってみませんか!
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安足農業振興事務所
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