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ホーム > 県政情報 > 庁舎・組織の案内 > 農政部 > 塩谷南那須農業振興事務所 > 強くてしなやかな農業・農村 > 農業水利施設に係る簡易機能診断実地研修会を開催しました
更新日:2022年4月27日
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本県の農業水利施設は昭和30年度以降急速に整備され、農業生産の基盤となる社会資本を形成しています。しかし、その多くの施設で標準的な耐用年数に達し、老朽化など様々な要因から施設機能が低下しています。
そのため、施設の劣化状況や機能低下の進行状況について、機能診断を行い、その結果をもとに計画的かつ効果的な機能保全対策を行う必要があります。
令和4(2022)年1月24日に農業水利施設管理者による簡易機能診断の普及を図るため、東泉土地改良区の協力のもと、荒井堰(矢板市東泉)を会場に簡易機能診断実地研修会を開催しました。
施設管理者である東泉土地改良区をはじめ、管内各市町の担当者が参加しました。
参加者は、農業振興事務所職員から水利施設のストックマネジメントの概要説明を受けた後、栃木県土地改良事業団体連合会職員から「目で見るだけでなく音や振動など五感を頼りに診断を行う」「なるべく診断は一人ではなく複数人で行う」といった機能診断のポイントについて指導を受けました。その後、実際に記録表内の判定基準を基に頭首工の機能診断を行いました。
参加者からは「現地で実際に実物を見ながら模擬診断を行ったため、ポイントを押さえながら診断をすることができた」「人によって診断の基準が異なるため、診断をする前に組織としての基準を定めておくことが重要だと感じた」などといった声が寄せられました。
この研修を踏まえ、市町が水利施設の管理を行う土地改良区等への指導を行い、農業水利施設管理者が簡易機能診断に取り組むことが期待されます。
荒井堰
連合会職員から説明を受けている様子
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