豚熱(CSF)患畜の確認について
4月17日、那須塩原市の2農場において豚熱(CSF)の患畜が確認されましたのでお知らせします。
1 農場の概要
(A農場)
○所在地 那須塩原市
○飼養状況 約6,000頭(他 疫学関連農場約9,000頭 計15,000頭)
(B農場)
○所在地 那須塩原市
○飼養状況 約22,000頭
2 経緯
(A、B農場とも)
- 農場から飼養豚が死亡している旨の通報を受け、4月16日(金)に立入検査を実施し血液検査や解剖検査を実施しました。
- 検査により豚熱の疑いが生じたため、国の研究機関である農研機構動物衛生研究部門※及び動物検疫所で精密検査を実施したところ、本日(4月17日(土))、豚熱の患畜であることが判明しました。
※我が国唯一の動物衛生に関する専門研究機関
3 県の対応
- 国や市町・団体などと十分連携を図り、当該農場の飼養豚の殺処分、埋却及び消毒等の必要な防疫措置を迅速かつ着実に実施します。
- 農場の消毒や野生動物の農場への侵入防止等の飼養衛生管理基準の遵守に関する指導を徹底するとともに、消毒ポイントを設置して感染拡大防止に万全を期します。
- 飼養豚の殺処分及び埋却、消毒ポイントの設置などの防疫措置に要する経費として知事専決処分により、24億円の補正予算を組みました。
- 生産者、消費者、流通業者等への正確な情報を提供します。
※なお、県内養豚場においてワクチンを接種していることから、移動・搬出制限区域は
設定しません。
4 その他
- 豚熱は豚及びイノシシにのみ感染する病気であり、人に感染することはありません。感染豚の肉が市場に出回ることはありませんし、仮に豚熱に感染した豚の肉や内臓を食べても、人体に影響はありません。
- 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害するおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。特に、ドローンやヘリコプターを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳に慎むようお願いいたします。
- 今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。