農業総合研究センターにおけるバイオ炭施用効果を検証する産学官連携共同研究の実施について

1 概要

　農業総合研究センターでは、ビール用二条大麦栽培におけるバイオ炭（もみ殻くん炭）の施用効果を解明するため、キリンホールディングス株式会社及び早稲田大学との産官学連携による共同研究を実施します。

※バイオ炭：生物由来の有機物を炭化させたもの。難分解性のため、温室効果ガスの発生を抑制し、カーボンニュートラルに寄与している。

 

2 共同研究機関と主な役割分担

(1) 農業総合研究センター

 バイオ炭施用によるビール用二条大麦の生育・収量への効果及び土壌の物理性・化学性の改善効果を解析する。

 

(2) キリンホールディングス株式会社及び早稲田大学

 バイオ炭施用による土壌の微生物への影響を解析する。

 

3 場所

 農業総合研究センター試験ほ場、各共同研究機関実験室等

 

4 実施期間

令和6（2024）年10月～令和7(2025)年12月

 

5 本研究で期待される成果

麦生産におけるバイオ炭の効果が総合的に解明され、効果的な施用方法が明らかになる。

なお、日本一のビール用二条大麦産地である本県において、バイオ炭の施用が普及することで、将来的にはカーボンニュートラルに寄与することが期待できる。

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