重要なお知らせ
2024年12月13日発表
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栃木県農業総合研究センターが参画した共同研究により、この度、あじさいの手まり咲きを決定する遺伝子が世界で初めて特定されました。併せて、当センターが本県独自に手まり咲き性のDNAマーカーを開発したことで品種開発の効率が飛躍的に向上します。
1 背景
栃木県農業総合研究センターでは、2016年に当センターから遺伝子解析技術を有する大学等の研究機関に提案して共同研究を開始し、2017年に八重咲き性の識別技術を開発、その後も手まり咲き性の識別技術開発に向け、共同研究を進めてきました。
2 研究の成果と活用
共同研究により、「手まり咲き性」を決定する遺伝子が世界で初めて特定されました。この研究において、当センターは、サンプルとなるあじさいの提供や、栽培試験による当該遺伝子の働きに関する検証など重要な役割を担いました。
さらに、本県独自に、苗の段階で手まり咲き性を識別できるDNAマーカーを開発したことで、商品性の極めて高い新品種を効率的に開発することが可能になりました。
3 共同研究機関
日本大学、滋賀県立大学、かずさDNA研究所、宇都宮大学、福岡県農林業総合試験場、
栃木県農業総合研究センター
4 論文発表
タイトル:The SEP homologous gene TEMARY regulates inflorescence phenotypes
in H. macrophylla
掲 載 誌:Horticulture Research, uhae332
URL:https://doi.org/10.1093/hr/uhae332
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