地盤沈下の防止に係る点検要請の実施について

 

　県が地下水位や地盤変動の状況を観測している野木（環境）観測所において、地下水位が「栃木県地盤沈下緊急時対策実施要領」で定める点検要請を行う基準となる地下水位を下回り、今後も低下が見込まれます。
　このまま、今までどおりの地下水利用が続くと、更に地下水位が低下し、地盤沈下が生じるおそれがあるため、野木町の地下水多量採取者（19者）に対し、栃木県生活環境の保全等に関する条例第39条の８に基づく点検要請を行いました。

　※地下水多量採取者：揚水機の吐出口が45平方センチメートルを超える井戸の設置者

 

　○野木（環境）観測所の地下水位

　　・　点検要請基準      ：-29.50m 

　　・　8月22日6:00現在：-30.10m

　　　　（節水要請基準     ：-31.0m）

 

　○点検要請により地下水多量採取者に求める措置

　　・　揚水機のバルブの点検

　　・　水路の見回り点検

　　・　配水管の漏水点検

　　・　節水要請時に対応できる体制の整備

 

　(参考)

　小山大谷、野木（環境）及び藤岡遊水池観測所について、緊急時の要請(点検要請及び節水要請)の基準となる地下水位を設定している。これらの観測所の地下水位が基準の水位より低下し、今後も低下が見込まれる場合は、当該観測所が存在する栃木市(旧藤岡町)、小山市又は野木町の地下水多量採取者に節水の要請を行うこととしている。

 

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