重要なお知らせ
2024年9月3日発表
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栃木県が実施した令和6(2024)年度地下水質調査において、野木町若林地内の井戸から「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素」が環境基準を超過して検出された。
このため、県及び野木町が汚染井戸の周辺調査等を実施し、周辺住民に対して、周知を行っている。
1 汚染の範囲及び状況
野木町若林地内で調査した7井戸のうち、1井戸で環境基準を超過した。
基準を超過して検出された濃度は19mg/L
2 発生源調査
汚染井戸の周辺において調査を実施したが、発生源の特定には至っていない。
3 飲用対策等
(1) 環境基準を超過した井戸の所有者に対し、結果を知らせるとともに、井戸水を飲用しな
いよう指導した。
(2) 周辺住民に対し、自治会を通じて地下水汚染の周知及び飲用指導(水道水の飲用や井戸
水の水質検査の実施等)を行っている。
(3) これまでに健康被害の報告は受けていない。
4 今後の対応
地下水汚染状況を継続的に監視するため、汚染が確認された1井戸について、定期的な調
査を実施する。
<参考>
(1) 地下水調査について
県は、県内の全体的な地下水質の概況を把握するため、毎年度地点を変えて地下水質調
査を実施している。令和6(2024)年度:41 地点(宇都宮市を除く。)
(2) 基準値について
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素:地下水環境基準及び水道水質基準:10 mg/L以下
(3) 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素について
土壌・水・植物中に広く存在しており、地下水環境基準を超えた水を長期的に摂取する
と酸素欠乏症(メトヘモグロビン血症)を引き起こし、皮膚や粘膜などが青紫に変色する
症状(チアノーゼ)が現れる。
特に1歳以下の乳児への影響が大きいことが知られている。
お問い合わせ
環境保全課 水環境担当
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