重要なお知らせ
2023年10月31日発表
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栃木県企業局が実施した産業団地開発に係る基礎調査の地下水質調査において、壬生町中泉地内の井戸から「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素」が環境基準を超過して検出された。
このため、県、壬生町及び隣接する鹿沼市が汚染井戸の周辺調査等を実施し、周辺住民に対して、周知を行っている。
1 汚染の範囲及び状況
壬生町中泉地内、羽生田地内及び鹿沼市池ノ森地内で調査した11井戸のうち、
4井戸で環境基準を超過した。
基準を超過して検出された濃度は 11mg/L~17 mg/L
2 発生源調査
汚染井戸の周辺において調査を実施したが、発生源の特定には至っていない。
3 飲用対策等
(1) 環境基準を超過した井戸の所有者に対し、結果をお知らせした。
なお、いずれも飲用井戸ではなかった。
(2) 周辺住民に対し、自治会を通じて地下水汚染の周知及び飲用指導(水道水の飲用
や井戸水の水質検査の実施等)を行っている。
(3) これまでに健康被害の報告は受けていない。
4 今後の対応
地下水汚染状況を継続的に監視するため、汚染が確認された井戸のうち、最高濃度
の1井戸について定期的な調査を実施する。
<参考>
(1) 基準値について
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素:地下水環境基準及び水道水質基準:10 mg/L以下
(2) 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素について
土壌・水・植物中に広く存在しており、地下水環境基準を超えた水を長期的に摂取
すると酸素欠乏症(メトヘモグロビン血症)を引き起こし、皮膚や粘膜などが青紫に
変色する症状(チアノーゼ)が現れる。
特に1歳以下の乳児への影響が大きいことが知られている。
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