重要なお知らせ
2024年12月13日発表
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井戸利用者が実施した地下水質調査において、真岡市鬼怒ケ丘地内の井戸から「PFOS(ピーフォス)及びPFOA(ピーフォア)」が地下水の暫定指針値(以下「指針値」という。)を超過して検出されたことが県に報告されました。
このため、県及び真岡市が当該井戸の周辺地下水質調査を実施した結果、指針値の超過は確認されませんでしたが、周辺住民等に対して、周知を行っています。
1 地下水質の調査結果
(1) 井戸利用者による地下水質調査結果
真岡市鬼怒ケ丘地内の2井戸
指針値を超過して検出された濃度は52ng/L及び63ng/Lです(指針値 50ng/L)。
(2) 県及び真岡市による周辺地下水質調査結果
真岡市鬼怒ケ丘、鬼怒ケ丘一丁目、亀山及び下籠谷地内の10井戸
指針値の超過は確認されませんでした。
2 発生源調査
指針値を超過した井戸の周辺において調査を実施しましたが、発生源の特定には至って
いません。
3 飲用対策等
(1) 指針値の超過が確認された井戸の利用者に対して、水道水の飲用や井戸水の水質検査の
実施等について、助言しました。
(2) 周辺住民等に対し、自治会等を通じて、水道水の飲用や井戸水の水質検査の実施等に
ついて周知を行っています。
(3) これまでに健康被害の報告は受けていません。
4 今後の対応
地下水質の状況を継続的に監視するため、指針値の超過が確認された井戸(濃度の高い
1井戸)及び下流側の井戸(1井戸)について、定期的な調査を実施します。
<参考>
(1) 指針値について
PFOS及びPFOA(合算値):50ng/L以下(水道水の暫定目標値と同じ値)
※体重50kgの人が一生涯にわたって毎日2リットルを飲用したとしても、健康に悪影響が
生じないと考えられる水準を元に国が設定したもの。また、人の健康の保護に関連する
物質であるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、
引き続き知見の集積に努めるべきものとして暫定的に設定されている。
(2) ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)について
・有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))の一種で、化学的に極めて安定性が高く、また、
難分解性のため、長期的に環境中に残留すると考えられている。
・2000年代はじめごろまで、さまざまな工業で利用されており、私たちの身の回りの製品を
作る際にも使われていたが、2009年以降、環境中で残留性や健康影響の懸念から、国際的
に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されている。
・健康面への影響としては、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告さ
れているが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか、確定的な知見は無い。なお、
通常の一般的な食生活(飲水を含む)では著しい健康影響が生じる状況にはないと評価さ
れている。
お問い合わせ
環境保全課 水環境担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館11階
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