重要なお知らせ
2024年4月23日発表
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(特別協力:学校法人宇都宮学園、文星芸術大学)
栃木県立博物館では、今月27日(土曜日)から企画展「メジャーもマイナーも大公開!とちぎ江戸絵画(アート)の底力 ~珠玉の上野記念館コレクション~」を開催します。
第138回企画展 メジャーもマイナーも大公開!とちぎ江戸絵画(アート)の底力 ~珠玉の上野記念館コレクション~
宇都宮市の住宅街に佇む上野記念館は、学校法人宇都宮学園の創立者・上野安紹(やすのり)氏(1886~1930)の遺徳を偲び昭和51年(1976)に創設された私立博物館です。同館は栃木県指定文化財を含む2000点あまりを所蔵し、その中でも栃木県の江戸絵画史を通覧できるコレクションには注目すべきものがあります。
例えば、本県出身の幕府御用絵師・狩野梅春貞信(かのうばいしゅんさだのぶ)、画人の小泉斐(こいずみあやる)や高久靄厓(たかくあいがい)、靄厓の師・谷文晁(たにぶんちょう)、画才に優れた宇都宮藩主・戸田忠翰(とだただなか)の作品などがあげられます。さらに、靄厓のパトロンであった豪商・大橋淡雅(おおはしたんが)とその息子・菊池教中(きくちきょうちゅう)、教中と交遊した宇都宮藩の家老・県六石(あがたりくせき)や藤田素堂(ふじたそどう)の絵画作品も有し、さまざまな階層の人々の交流によって文化が育まれた江戸時代後期の機運をも垣間見ることができます。
このように、豊かなコレクションを誇る上野記念館ですが、建物の老朽化とコロナ禍の影響を受け、令和3年(2021)に休館となりました。本展は、第1期・第2期で展示作品を総入れ替えし、同館のコレクションを一堂にご覧いただくまたとない展覧会です。第1期では栃木県の江戸絵画史を語る上で欠かせないメジャーな画人たちの作品を展示し、第2期では画人たちを支えた豪商や幕末に活躍した藩士たちの画人としての側面を紹介します。さらに関連する館蔵・寄託作品とあわせ、魅力あふれる《とちぎ江戸絵画の底力》をお楽しみいただければ幸いです。
(1)会期 第1期 令和6(2024)年4月27日(土曜日)~同年6月2日(日曜日)
第2期 令和6(2024)年6月8日(土曜日)~同年7月15日(月曜日)
(2)開館時間 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
(3)休館日 毎週月曜日(祝日を除く)、4月30日(火曜日)、5月7日(火曜日)
一般 | 大学生・高校生 | 中学生以下 |
260円(200円) | 120円(100円) | 無料 |
*( )内は20名以上の団体料金又はM割の料金
*当館の入場券の半券を持ってミュージアム割引(愛称M割)参加館に行くと、料金割引を受けられます。(ただし、6ヶ月以内に購入した入館券のみ有効)
*障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方は、観覧料が無料となります。
(1)記念講演会「上野記念館のあゆみと名品」 講師:大澤慶子氏(文星芸術大学教授) *要予約
【日時】令和6(2024)年5月26日(日曜日)午後1時30分~午後3時(博物館講堂)
(2)シンポジウム「とちぎ江戸絵画の底力」 *要予約
【日時】令和6(2024)年5月18日(土曜日)午前10時~午前12時(文星芸術大学)
(3)学芸員とっておき講座「名品ズラリ!はなやか上野記念館コレクション」
【日時】令和6(2024)年6月16日(日曜日)午後1時30分~午後3時(博物館講堂)
(4)展示解説
【日時】令和6(2024)年5月11日(土曜日)、6月22日(土曜日)*2日間とも午後2時~午後3時
(5)文星芸術大学院生によるアート・トーク
【日時】令和6(2024)年5月18日(土曜日)午後2時30分~午後3時
(6)関連展示
「上野記念館のあゆみ」及び「文化財修理の技」
(1)「世界の!栃木の!!コガネムシ~カブトムシだってなかまだよ~」
【日時】令和6(2024)年3月16日(土曜日)~9月23日(月曜日)
(2)「“ ちらし”も積もれば( 宝の!) 山となる~引札が彩る下野の正月~」
【日時】令和6(2024)年4月27日(土曜日)~6月23日(日曜日)
(3)「巡回展 栃木の遺跡~最近の発掘調査から~」
【日時】令和6(2024)年4月27日(土曜日)~6月23日(日曜日)
関連資料
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