令和4(2022)年度の情報公開制度及び個人情報保護制度の運用状況並びに行政不服申立ての処理状況について

令和4(2022)年度の情報公開制度及び個人情報保護制度の運用状況並びに行政不服申立ての処理状況について、以下のとおり取りまとめましたのでお知らせします。

1　情報公開制度（栃木県情報公開条例第33条に基づく公表）

(1) 公文書開示請求等の受付件数は2,445件で、前年度比413件(14.5％)の減少となった。特定された対象公文書数は合計20,868件で、前年度比2,183件(9.5％)の減少となった。

(2) 公共工事の実施積算内訳書に係る開示請求など、1件の請求で複数の公文書を対象とする請求案件が増加している。

(3) 令和元（2019)年度から、従来の公文書開示請求制度とは別に、経常的に開示請求される公文書で非開示情報がないものについて、簡便な方法により情報を提供する「公文書情報の提供制度」を導入した。令和4(2022)年度は、開示決定した対象公文書20,868件のうち、17,198件(82.4％)がこの制度により提供を行ったものである。

2　個人情報保護制度（個人情報事務取扱要綱第31条第2項に基づく公表）

(1) 保有個人情報開示請求の受付件数は240件で、前年度比76件(46.3％)の増加となり、過去最高となった。特定された対象公文書数は905件で、前年度比11件(1.2％)の減少となった。

(2) 資格試験、入学試験等の個人情報（得点、順位等）を開示する簡易開示の請求件数は7,242件で、前年度比303件(4.0％)の減少となった。

3　行政不服申立て（行政不服審査法第85条に基づく公表）

(1) 行政不服申立ての件数は、新規申立て51件（審査請求50件、再審査請求１件）と前年度以前からの継続案件47件（いずれも審査請求）を合わせて98件で、うち、認容・棄却等の裁決に至ったものが32件、取下げが2件、継続審理が64件となっている。

(2) 不服申立ての対象となった処分を法令別に見ると、生活保護法、道路交通法及び栃木県情報公開条例に係るものが多い。