令和6(2024)年度栃木県内市町の普通会計当初予算の概要について

このほど、栃木県内市町の令和6(2024)年度普通会計当初予算について、以下のとおり取りまとめました。

詳細については、市町村課ホームページに掲載しております。

　（URL：https://www.pref.tochigi.lg.jp/a02/pref/shichouson/zaisei/toushoyosan.html）

1 予算規模

『予算規模は7年連続の増加』

県内25市町の予算総額は、8,880億円

（令和5（2023）年度 8,520億円）

対前年度比は、＋360億円、＋4.2％

増加18団体（11市7町）、減少7団体（3市4町）

2 歳入

『国庫支出金や繰入金等が増加し、地方税等が減少』

（1）増加

　・国庫支出金（対前年度比＋109億円、＋8.5％）

　　DX推進や脱炭素化、物価高騰対応に係る補助金・交付金の増など

　・繰入金（対前年度比＋102億円、＋24.3％）

　　施設整備基金や財政調整基金からの繰入金の増など

　・地方交付税（対前年度比＋71億円、＋8.2％）

　　交付実績や地方財政計画に基づく交付見込額の増など

　・地方特例交付金（対前年度比＋70億円、＋341.2％）

　　定額減税減収補てん特例交付金の増など

（2）減少

　・地方税（対前年度比△44億円、△1.4％）

　　定額減税に伴う個人住民税の減など

　・諸収入（対前年度比△29億円、△5.7％）

　　中小企業事業資金貸付金元金収入の減など

3 歳出

『扶助費等が増加し、貸付金等が減少』

（1）増加

　・扶助費（対前年度比＋112億円、＋5.7％）

　　障害福祉サービス費の増、制度改正に伴う児童手当費の増など

　・物件費（対前年度比＋110億円、＋8.2％）

　　DXシステム関係費の増、施設整備・維持管理やごみ収集運搬等の委託料の増など

　・人件費（対前年度比＋77億円、＋5.7％）

　　給与改定や定年延長による職員給与費の増、会計年度任用職員への勤勉手当支給による

　　増など

（2）減少

　・貸付金（対前年度比△41億円、△9.6％）

　　中小企業事業資金貸付に係る預託金等の減など

　・公債費（対前年度比△8億円、△1.1％）

　　市債の償還終了による元利償還金の減など